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自家産野菜のおいしさ サンドイッチで味わって

2025年4月2週号

越前町・黒田創一郎さん

 

 「丹精込めて作った野菜のおいしさを多くの人に知ってもらいたい」と話すのは、越前町上野の「クロダ農園」・黒田創一郎さん(38)。自社産の新鮮な野菜を使用して、シャキシャキのレタスや芳醇(ほうじゅん)な甘さのいちごを使ったボリュームたっぷりなサンドイッチを販売する。

 黒田さんは、レタスやトウガラシ、アスパラなどの露地野菜のほか、2023年からハウス1棟でイチゴを栽培する。

 元々、父親と建設業をしていた黒田さん。友人から「一緒に農業をしないか」と誘われ、県の園芸カレッジで学んだ後、地元で就農した。

 興味を持った作物があれば常にチャレンジし、自分に合った多品目生産の経営スタイルを確立している。

 6次化にも力を入れており、野菜のサンドイッチのほか、自家産トウガラシを使った一味唐辛子や青唐辛子味噌(みそ)を商品開発した。県内の野菜直売所などで販売し、リピーターも多いという。

 「ユズの生産にも取り組みたいと考えていて、柚子胡椒(ゆずこしょう)などの加工などにチャレンジしていきたい」と意気込みを話す。

 

写真①「これから加工品の販売に力を入れていきたい」と黒田さん

 

イチゴのサンドイッチは780円、シャキシャキレタスのサンドイッチは530円(共に税込み)で販売(写真提供=黒田さん)