手作りみそ ぜひ一度
2025年3月3週号
おおい町 おおい夢工房
「こくとうまみが詰まった、なつかしい味をぜひ、堪能ください」と話すのは、おおい町本郷の主婦グループ「おおい夢工房」の代表・徳庄よし子(とくしょう よしこ)さん(77)。今年も昔ながらの製法で米麹(こめこうじ)みその仕込み作業が行っている。
1997年に町内の主婦が集まり、同グループを立ち上げ、現在は9名で町特産のウメやキノコなどを使った加工品を製造・販売する。
中でも、人気の商品が「米こうじみそ」。完全手作りみそで、一度食べた人はリピーターになってしまうほどの逸品という。安全な商品の目安となる、県の認証制度「厳選ふくいの味」を取得しており、売れ行きは好調だ。
原料は、同町産の「コシヒカリ」と県産の大豆を使用。数日間発酵させた米麹と、鍋で煮込んだ大豆に塩を混ぜあわせ、機械でミンチ状にしたあと、ソフトボールほどのサイズに丸める。空気を抜くため、発酵たるに勢いよくたたきつけ敷き詰めたあと、半年以上熟成させ、旨みを引き出し完成となる。
仕込みは、例年12月から3月末まで続き、今季は約2トンを仕込む予定。商品は、同町や高浜町、小浜市の道の駅などで販売する。
徳庄さんは「手間暇かけて作ったみそは、昔から変わらない『本物の味』。多くの人に味わってもらいたい」と話す。
▽おおい夢工房☎0770(77)3002
「まろやかな舌触りでどの料理にも合う自慢のみそは、煮物の隠し味として使える」と従業員の土井さん(右)と国久さん(左)
商品は1パック648円(税込)、1袋756円(税込)で販売